自然葬の種類と説明

自然葬は、国の法律や宗教の種類、地域的慣習、故人の希望により墓地や霊園では無く、遺体や遺灰を自然の循環サイクルの中に戻す葬送方法です。自然葬には、水葬や火葬、土葬、樹木葬、散骨など数多くあり、日本でも琉球地方や鹿児島周辺で自然葬が行われていた記録が残されています。1948年の墓地、埋葬等の関連法や遺体損壊罪、死体遺棄罪などの法令により、日本国内での自然葬は禁止されていましたが、1990年代になり少しずつ散骨などの自然葬が行われる様になっています。人類初の月面着陸を果たしたニール=アームストロングやイスラム教過激派テロリストであるウサマ=ビンラディンの葬送で知られる水葬は、インドのガンジス川でヒンドゥー教の儀式の一環として行われている事が広く知られていますが、日本でも船員法施行規則に従って水葬が行われています。

土葬は、キリスト教の最後の審判で死者の復活の教理を持つ為にキリスト信者に多く、イスラム教でも遺体が損壊し失われる火葬は禁忌とされ、極力土葬が行われています。樹木葬は、墓地や霊園に遺骨を埋葬し、墓石などの代わりに樹木を墓標とする葬送方法であり、国内では1999年より岩手県一関市で始められています。樹木葬は、埋葬用地の不足問題により韓国やヨーロッパでも注目されていますが、近隣住民にとって樹木葬用地も墓地や霊園と代わり無く、樹木葬用地の供給不足や樹木葬用地の高騰などの問題があり、樹木葬の数はそれほど増えていないのが現状です。

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